一日の業務の流れからみる病棟看護師

病棟看護師が一日に行う業務はどのような内容があるでしょうか?業務開始から一日の流れを順に追っていきましょう。まず病棟看護師は日勤と夜勤に分かれて24時間体制で患者さんのケアを行います。日勤の場合は8時〜9時頃に出勤し、まず担当する患者さんや新しく入院された患者さんの情報収集、また夜勤看護師からの引継ぎ行います。その後の日中の業務として、受け持ちの患者さんの病室を巡回をしながらバイタルサインの確認や、環境整備と呼ばれる病室の整理整頓や清掃、また点滴、洗髪などの患者さんの身体ケアを行います。ここでのケア内容や看護内容は必ず、他の看護師や医師が見て分かりやすいよう細かく記録を行います。カンファレンスと呼ばれる他医療職種との患者さんの情報共有や、チーム全体での共有の時間も日中に設けられています。昼頃になると患者さんへの昼食の介助や食前の処置を行います。患者さんの病状ごとに昼食や内服薬が異なるため誤配がないよう注意を徹底して行う必要があります。午後はスタッフごとにお昼休憩を交代で取りながら、引き続き医師の指示に基づいた処置やおむつ交換、体位変換など患者さんの身体ケアを行います。この時、夜勤看護師への申し送りの準備を同時に行い、しっかりと夜勤看護師への引継ぎを行うまでが一日の流れとなります。夜勤看護師も同じように夜間帯に患者さんのケアや処置を巡回しながら行い、日勤看護師への申し送りまでが業務となります。病棟看護師の業務内容は細かく分けるととても多いので、てきぱきと業務をこなす必要がある他、患者さんや看護師同士でのとのコミュニケーションを意識して円滑に業務を行う必要があるでしょう。さらに看護師の大切なミッションである環境整備にも意識して取り組むと、より良いケアができるはずです。

引継ぎ日勤